THC-O(THC-O アセテート)とは??
※令和5年3月10日。厚生労働省はTHCO、HHCOを指定薬物指定するという、省令を公布。
令和5年3月20日からの施行後、THCO、HHCOを含む製品については医療等の用途以外の目的での製造、輸入、販売、所持、使用等が禁止となりました。
2022年3月7日、厚生労働省から、HHC(ヘキサヒドロカンナビノール)が指定薬物に指定された事との省令公布がありました。
そして、その10日後の3月17日に施行されるという、異例のスピードで取り締まり、規制されることとなりました。
それと同時に、THC-Oと言うカンナビノイドが、近頃SNSなどでも話題を呼び始めました。
海外でも、Δ8THCやTHC-O製品が次々と販売せれており、ものすごい広がりを見せています。
THCの3倍のパワーがあると言われているTHC-O、それは素晴らしくも聞こるかもしれません。
医療、代替品など最先端のカンナビノイドに興味を持たれている方も多いと思います。
消費者にとって、このカンナビノイドがどういうものなのか?
少し掘り下げていきましょう!
目次
THC-Oってどんなカンナビノイド?
THC-O Acetate (THC-Oアセテート)または、THC-Oとは、THCの合成類似体となります。
大麻由来の種と茎から抽出されたCBDを化学反応で△₋8THCに変換させ、更にそれを酢酸化してTHC-Oに変換させます。
その為、基本的には△₋8THCが若干量含まれる製品となるので、△₋8THCが違法とされている日本では、非検出の物しか輸入できないため、輸入を考えている事業者にとっては△₋8THCを完全に除去できるかという事がポイントとなってきます。
その為、THC-Oと言うのは、カンナビノイド成分の一つではありますが、自然に生み出されるものではなく、天然のカンナビノイドから化学合成で作り出される半合成カンナビノイドとなります。
THCの3倍もの効力がある為、通称:『サイケデリックスカンナビノイド』 または、『スピリチュアルカンナビノイド』 とも呼ばれており、THCが違法な国や地域などのでは大成功を遂げているカンナビノイドですが、その効力から単なるストナーだけでなく、痛みや疾患を持たれた方が手軽く購入できることから、その恩恵を求める場合も少なくはないのが事実です。
THCと似た効果を得ることが可能ですが、効果が現れるまでに少し時間がかかります。
THCの3倍もの効力がある為、摂取量に留意しないと、効き過ぎてしまう事がありますので、十分な注意が必要です。
半合成カンナビノイド THC-O
以前、当サイトのブログ『HHCとは?』でお話したように、合成カンナビノイドとは大きく分けて2つのジャンルに分かれます。
THC-Oは、その中でも【天然に存在しないカンナビノイド】のジャンルに入ります。
更に細かく分けると、
完全合成である【大麻中に天然に存在しないカンナビノイドを大麻成分以外から化学合成により、カンナビノイドと同じような働きをするように作り出されたカンナビノイド】と、
半合成である【天然に存在しないカンナビノイドを天然の大麻成分から、化学合成により作り出されたカンナビノイド】に分かれます。
THC-Oとは、この後者の【天然に存在しないカンナビノイドを天然の大麻成分から、化学合成により作り出されたカンナビノイド】、つまり半合成カンナビノイドに分類します。
完全合成のカンナビノイドよりも、安全性は高いと言われていますが、化学合成により強力なカンナビノイドも多数存在するため、危険視されているカンナビノイドも存在します。
HHCや合成カンナビノイドについて詳しく知りたい方はコチラ-Natural Clover ブログ‐HHC(Hexahydrocannabinol)とは?
完全合成カンナビノイド(危険ドラッグなど)
前者の【大麻中に天然に存在しないカンナビノイドを大麻成分以外から化学合成により、カンナビノイドと同じような働きをするように作り出されたカンナビノイド】とは、2012年ごろから日本でも流通した、脱法ハーブ(脱法ドラッグ)などに含まれていた成分。
これは、大麻化学とは何の関係もない合成カンナビノイドとなります。
危険な事故などが沢山起きましたが、これら全てのカンナビノイドは、同じように化学の発展により生まれた合成カンナビノイドですが、場合によってはこの様に沢山の人に悪いイメージを残しています。
では、THC-Oというカンナビノイド安全性などはどうなのでしょうか?
THC-O アセテート の安全性は?
先ほど挙げたように、THC-O アセテートは、大麻由来の種と茎から抽出されたCBDを化学反応で△₋8THCに変換させ、更にそれを酢酸化(アセチル化)してTHC-Oに変換させます。
酢酸化をアセテートと言い、無水酢酸を行う際に、原料にケテンという物質を使用します。
THC-O アセテートを製造する際にもこの製造方法が使用されます。
まだまだ議論が続けられているのは事実ですが、このケテンは加熱し気化摂取する際、有害であるとの指摘が多くあります。
2019年、アメリカではVAPE製品による健康被害が問題化されました。
米国で指摘され研究が続けられている【 ビタミンEアセテート】
この事から、米国でVAPEリキッド(電子タバコ)の使用に関連した肺疾患が広がっている問題について、CDC は、化学物質『ビタミンEアセテート』が原因とみられると発表しました。
2019年12月の時点では、VAPEに関連するとみられる肺疾患の患者が2400人を超え、死者は52人にも達していました。
その中でも、約47%の患者が呼吸不全のため集中治療を要し、そのほとんどが希釈剤にビタミンEアセテートが使用されたTHCリキッドを使用していたというデータが残っています。
これは、ブラックマーケットで販売されるTHCリキッドで、THCや他の有効成分を使用する量を減らす事で原価を下げ、利益を上げる為に加えられた可能性があると指摘されており、製造元が特定されていない物がほとんどでした。
この頃、一度に大量のTHCを摂取するため、電圧の最大値を超える様にを改造したアークバッテリーが大量に流通していたため、低温ではなく高温でビタミンEアセテートを加熱した事により起きた事だと言う専門家もいますが、現時点では、はっきりそうだと言い切るのは難しいですが、ケテンが主な原因の可能性がある為、現時点ではアセテートを含むカンナビノイドをヴェポライザーなどで加熱吸引する事は、しない方が最善なのかもしれません。
CCDCのアン・シュチャット(Anne Schuchat)副所長は、「今回の検査結果は、ビタミンEアセテートが肺の中の原発部位に存在するという直接的な証拠を示している」と指摘。
THC-O アセテートは実際のところ、加熱し気化摂取する事が安全なのかはまだ明確ではありません。
THC-O が流通している地域では、THC-O製品に関してのほとんどの情報は、気化摂取タイプでの摂取を思いとどまらせる情報が多くありますが、エディブルタイプやティンクチャーオイルなどでは治療としてもかなりの可能性を秘めた成分だと言え、△₋9THCが合法な地域でも、THCに耐性を持った治療者にとって有効的でないかと議論が続けられています。
しかし、極端な容量のTHCを求めるストナーの存在は否定できません。
しかし、CBDなどの他のカンナビノイド成分と同じような、安全性を示すデータもなければ、特に危険と裏付けるデータも無く、経験者の経験談の物の様なものしか情報が無いというのが現状ですので、THC-O に興味を持たれている方は、控えめに言っても慎重に選ぶ事をオススメします。
特にTHC-O は、品質や製品に対しての知識など、安心できる業者さんから購入したいカンナビノイド製品だといえますが、ユーザー側にも大いに注意が必要だと言えます。
とはいうものの、THC-O製品が流通している国や地域では、評判の良いCANNABIS BRANDなども商品をリリースしている地域もあり、オンラインでも気軽に購入できるというのが現状ですが、ユーザーも購入先や製品を慎重に選んでいるというのが現状です。
2022年現在、THC-Oに関しては、安全を保障するデータもなければ、それを危険だという決定的なデータもありません。
専門家の中にも危険である可能性も指摘されているため、当面は注意が必要だと言えるカンナビノイドです。
THC-Oは、これからどうなるの??法律は??
※令和5年3月10日。厚生労働省はTHCO、HHCOを指定薬物指定するという、省令を公布。
令和5年3月20日からの施行後、THCO、HHCOを含む製品については医療等の用途以外の目的での製造、輸入、販売、所持、使用等が禁止となりました。
今後、市場でも沢山のTHC-O製品が出回る事も予想が出来ます。
フリマアプリやオークション、ストリートで購入はせず、信頼できるブランドで店舗などで相談していただいてからのご購入をおすすめします。
しかし日本では、2022年3月17日に前代未聞のスピードで規制されたHHCの一件から、限りなくグレーゾーンにある THC-O は、近日中に規制されるという声が多くあります。
カンナビノイド製品が初心者の方は、CBD関連製品のご購入をオススメします。
オンラインショップ:Natural Clover CBD Dispensary Store Yahooショップ店
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